監修:医療法人社団 新光会 不知火クリニック 副院長
産業医科大学 名誉教授
中村 純 先生
うつ病の患者さんは、「気のもちよう」ですぐに治ると思ってしまう人が少なくありません。そのため、「自分は病気ではないのだから、病院に行く必要はない」とそのままズルズルと悪化させてしまうことがよくあります。
もし、ご家族からみて様子のおかしいことがしばらく続いていたり、何日も落ち込んでいるような場合は、うつ病の可能性をやさしく説明してあげてください。そして、「気のもちよう」ではうつ病は決して治らないこと、きちんとした治療を受ける必要があることを理解してもらってください。
毎日の生活を一緒にしている家族からの言葉で、うつ病に気づいてもらうことが大切です。