監修:医療法人社団 新光会 不知火クリニック 副院長
産業医科大学 名誉教授
中村 純 先生
病院に行くときには、ご本人にからだの症状の変化を確認してみてください。眠れない、だるい、頭が痛い、微熱がある、首や肩のこり、目がかすむ、めまいがする、耳鳴りがする、胸がドキドキする、息が切れる、下痢、便秘などがないか聞いてみましょう。ご本人にこうした症状があったら、「それは単なる疲れではないかもしれないから、一度病院で検査を受けてみたら?」というふうにアドバイスできます。また「調べてみたら隣の駅前に病院があったから、今週の金曜日に一緒に行ってみようか?」と場所や日時を具体的にアドバイスしてあげてください。病気のために判断力が低下し、普段なら何でもないことが決められない状態になっているため、こうして具体的にアドバイスしてもらったほうが、決断しやすい場合もあります。
ご本人にとって信頼できるよい医師をみつけるには、日頃から相談にのってもらえるかかりつけ医をみつけておくことも重要です。そのかかりつけ医から、専門の医師を紹介してもらうこともできます。ご本人が安心して自分の状況を話すことができ、具体的な指示を出してくれる医師に出会えることで治療の第一歩がはじまります。
上記の症状の他にも気になる症状があらわれた場合は、医師または薬剤師にご相談ください。