監修:医療法人社団 新光会 不知火クリニック 副院長
産業医科大学 名誉教授
中村 純 先生
現在、うつ病の治療に使用されている抗うつ薬です。
主な抗うつ薬
カテゴリー | 作用 |
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SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬) | セロトニンに作用します。 |
SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬) | セロトニンとノルアドレナリンに作用します。 |
NaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬) | SSRI、SNRIとは異なった作用によりセロトニンとノルアドレナリンに作用します。 |
三環系抗うつ薬四環系抗うつ薬 | セロトニンとノルアドレナリンに作用します。 |
四環系抗うつ薬 | |
その他(セロトニン遮断再取り込み阻害薬や抗ドパミン薬、セロトニン再取り込み阻害・セロトニン受容体調節薬) | セロトニンやドパミンなどに作用します。 |
浦部昌夫ほか監修:今日の治療薬(2019年版)、南江堂、東京、2019より改変・作表
上記の症状の他にも気になる症状があらわれた場合は、医師または薬剤師にご相談ください。
まずは医師に相談してください
うつ病のサインに気づいたら、1日も早く医師に相談してみましょう。治療には少し時間がかかることもありますが、ゆっくり休養をとり、くすりによる治療で日常生活の支障も軽くなってきます。また、ご家族や周りの方に付き添ってもらい、一緒に病院へ受診することでうつ病への理解が得られ、治療がスムーズに進みやすくなります。