監修:医療法人社団 新光会 不知火クリニック 副院長
産業医科大学 名誉教授
中村 純 先生
こころもからだもつらい状態であっても、周囲にうつ病だと知られたくなくて受診することをためらう方もいるかもしれません。しかし医師などの医療関係者や病院のスタッフには個人情報を守る義務があることはもちろん、医療機関自体にも守秘義務があります。
どうしても心配でしたら、受診されるときに、「個人情報の取り扱いはどうなっていますか?」「上司や同僚に情報が伝わることはありませんか?」と確認してもよいでしょう。
まずは医師に相談してください
うつ病のサインに気づいたら、1日も早く医師に相談してみましょう。治療には少し時間がかかることもありますが、ゆっくり休養をとり、くすりによる治療で日常生活の支障も軽くなってきます。また、ご家族や周りの方に付き添ってもらい、一緒に病院へ受診することでうつ病への理解が得られ、治療がスムーズに進みやすくなります。