総合監修:千葉大学大学院 医学研究院 認知行動生理学 教授 清水 栄司 先生
GAD(全般不安症)の情報・サポートサイトです。
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GADの症状として、次から次へと多くの出来事や活動に対して、過剰な不安と心配があり、またそれに伴う身体症状があります(「GADの症状」)1)。 また、GADを診断する際には、過剰な不安や心配、身体症状が学校生活や社会人生活などの日常的な活動にどれだけ影響を与え、社会的機能の障害を引き起こしているかも考慮されます1)。
GADの日本国内における有病率(GADと診断を受けた人の割合)は、2.6%といわれています2)。一方で、GADの可能性があるとされた人の割合は7.6%とされる報告もあるなど3)、実際に診断を受けている患者さんの数に対して、GADであるにもかかわらず、診断を受けられていない患者さんの数は少なくないと考えられます。
また、GAD患者さんは、他の精神疾患にかかる可能性が高い(81.9%)と報告されています(海外データ)4)。 GADだけでも、日常生活への影響は小さくありません。うつ病をはじめとした他の精神疾患と一緒にかかってしまうと、日常生活への影響はさらに大きくなる可能性が考えられます。 GADをはじめとした不安症群の経済的影響について、2008年の医療費と社会サービス費は496億8,600万円と推計されました5)。さらに、不安症患者による生産性低下による損失は1兆3,813億4,700万円に達し、不安症が社会に与える影響の大きさが示されています5)。
以上のことから、ご自身の不安や心配な気持ちに目を向け、なるべく早く受診し、それぞれの患者さんにあった治療とサポートにつなげることが重要であると考えられます。