監修:名古屋大学大学院 医学研究科 精神医学分野 教授 尾崎紀夫先生
半分からスタート
睡眠のリズムを整えていくためには、昼間に何か活動を行い、徐々に行動力を増やしていくことも大切になります。しかし、「昼間に何をやるか?」については、「無理矢理やる」、「誰かに言われたからやる」のではなく、「自分でやれそうだと思うこと」、「やってみたいと思うこと」から始めてみることが大切です。また、回復期の基本は、「やってみようと思うこと」の「半分くらい」からスタートしてみることです。
例えば
- 料理をつくってみようと思ったら
すべての料理を自分がつくりたくなるところですが、1品だけは自分でつくってみて、ほかは助けてもらったり、お総菜を買ってくる - 友達に会ってみようと思ったら
ゆっくり話したいから食事も一緒にしたいところですが、1時間以内のティータイムにする

回復期で大切なことは、最初から100%、完璧を目指そうとせずに一歩ずつ、そして、自分1人で抱え込まずに周囲の助けを得ながら進めていくことです。
もともと仕事をしていた方がうつ病のために休職した場合、「どのようにして職場へ復帰したらよいのか」、自分1人で考えていると、職場復帰がとても大変なことのように思えてきます。これまで一緒に治療をしてきた担当の医師、治療の生活を支えてくれた家族、そして復帰する職場の方々と相談しながら、復帰への道筋を進めていきましょう。






