監修:産業医科大学 精神医学教室教授 中村純先生
“うつ病”の治療は、十分な休養によってこころとからだの疲れをとり、くすりによって神経伝達物質の異常を改善するという2つの柱で進められます。さらに考え方などを見直す精神療法を組み合わせることもあります。
十分な休養

“うつ病”の治療法として最も大切なのは十分な休養です。
“うつ病”の患者さんは心身ともに疲れきった状態になっているので、まず疲れを癒すことです。ただ家で寝てからだを休める以外にも、音楽を聴いたり庭の植木に水をやったりして、ストレスのかからない時間をたっぷりとつくることです。このときに大切なことは、「リラックスしなさい」と言われても無理に「楽しもう」と思わないことが大切です。“うつ病”になる人は、もともと真面目な性格の人が多いので、「楽しまなければ」という考えが、またストレスを生んでしまうことになります。こころのガソリンが不足している状態で、いくらアクセルを踏んでも力は出ません。休養によってガソリンを補給することが必要なのです。





