監修:産業医科大学 精神医学教室教授 中村純先生
治療の流れ
“うつ病”は治療を始めればすぐに改善するというものではありません。よくなったり、悪くなったりを繰り返しながら、階段をゆっくりと1段ずつ上るように改善していきます。“うつ病”を長引かせないためには、なるべく早く治療を受けることが何よりも大切です。
くすりの服用を開始し、“うつ病”の症状を軽くするための期間(6~12週)
十分な休養をとりながら、くすりの服用を始めます。この期間は、くすりの反応にからだが慣れるための期間ともいえます。眠気、めまいなどの副作用があらわれることがありますが、しばらくするとおさまります。
安定した状態を維持する期間(4~9ヵ月)
症状が安定してよくなってきたと感じるため、くすりをやめたくなる期間ですが、症状のぶり返しを予防するために治療を続けます。この期間にきちんと治療を継続することがとても大切です。
少しずつ元の生活へ戻していく期間(1年~)
周囲の人とのコミュニケーションを図りながら、また思考パターンの改善(認知行動療法)などを行いながら、くすりの服用を続け、日常生活や職場に少しずつ戻れるように慣らしていきます。





